伝説の日本女子バレー
フィルムフォーラムで上映
1964年の東京オリンピックで強豪ソ連を破って金メダルを獲得し「東洋の魔女」と呼ばれた日本女子バレーチーム。大阪市貝塚の紡績工場(日紡貝塚、後のユニチカ)で働く繊維労働者たちが、スピードと攻撃性を重視する型破りで冷酷な鬼の大松博文監督の指導のもとで、無敵のバレーボールチームへと生まれ変わっていく。その姿をドキュメンタリータッチで描いた映画「The Witches of the Orient(東洋の魔女)」がニューヨーク市内のフィルムフォーラム(西ハウストン通り209番地、電話212・727・8110)で上映されている。
記録的な連勝を重ねたのち64年の東京オリンピックで劇的な勝利を飾った彼女たちの練習風景やコート上での姿を収めた。日本では東京五輪直後から空前のバレーボール・ブームが起こり、後にテレビの『サインはV』、漫画の『アタックNo.1』などの作品が生まれた。同作品は、テニス選手ジョン・マッケンローのドキュメンタリー “In the Realm of Protection”を手掛けた監督ジュリアン・ファローによって制作された。チケットは会員9ドル、一般15ドル(シニア11 ドル)。英語字幕付き。上映スケジュールなど詳細はhttps://filmforum.org/film/the-witches-of-the-orient#trailer
16日から午後4時30分上映のみ。オンラインでも視聴可能。https://www.kimstim.com/film/the-witches-of-the-orient/ (中嶋円香)