市内ワクチン6月で完了

デブラシオNY市長が見通し

500万全市民接種へ

 デブラシオNY市長は3月24日、市内でこれまでに約350万回のワクチン接種を提供したと発表した。市が目標としているすべてのニューヨーク市民約500万人への予防接種が6月までに達成できるとの見通しを示し、市は新たな接種サイトを開設するため宗教関連機関との連携も明らかにした。その一つ、レビティス神教会は3つの宗教施設を設けており、市長は「過去数週間にわたって予防接種を行ってきたが、信仰によって結びつけられている地域社会がより多くの人々を接種に参加させるための大きな機動力となっている」と述べた。地域社会での取り組み拡大とワクチン接種が、ニューヨーク市経済を再開させ市民生活を復活させる鍵であると述べた。クオモNY州知事によると、これまでに州内で1回目の接種を受けた人を含め合計800万人がワクチンを接種したという。

 また3月29日のクオモ・ニューヨーク州知事の会見で、翌30日午前8時から30歳以上のワクチン予約・接種を開始、4月6日午前8時から16歳以上のワクチンの予約・接種を開始することが発表されているため、今後一気に接種人口が拡大するものとみられる。電話でのワクチン予約は833・697・4829。