ジャパンビレッジに江戸情緒を再現

 ブルックリンのサンセットパークにある複合施設、インダストリーシティー(934 3rd Ave)の中庭に、日本風の家屋がお目見えした。これは同施設内にある「ジャパンビレッジ」に店舗を持つ居酒屋「輪久和久(わくわく)」の屋外ダイニングスペースとして設置されたもので、江戸情緒を彷彿させる昔ながらの日本の木造家屋をイメージしているという。まるで時代劇のセットに足を踏み込んだような錯覚を覚えるほど雰囲気が再現されている。

 同店では、ジェトロの組織である日本食品海外プロモーションセンターと提携し、和牛リブロースのほかに餃子、うどん、焼き鳥、串揚げなどの小皿料理、すき焼き、しゃぶしゃぶなどを提供する。隣接施設内には、ラーメンや手打ちそば、特大おにぎり、弁当を販売するフードコートのある日系スーパー、サンライズマートや日本酒を専門に扱う酒屋「蔵一」=写真上=があり、このすべての店舗運営は、ヨシダコーポレーションの好田忠夫さんと好田絵里奈さんが行っている。同社COOの好田絵里奈さんによると、将来は日本文化を発信できるイベントなども企画したいという。行き方はマンハッタンから地下鉄DNRで36丁目駅下車して港に向かって徒歩5分。

詳細はhttps://www.wakuwakuny.com/