さあ行こう! 魅惑のアメリカ旧国道「ルート66」
ルート66ファンの皆さん、こんにちは!遅くなりましたが新年おめでとうございます! 今年もどうぞお付き合い、ならびにご支援宜しくお願い致します。皆さんは年末年始いかがお過ごしになりましたでしょうか。私は実家への帰省も避け基本「ステイホーム」。家から往復わずか2キロで行ける地元の神社へ参拝したのみで静かに過ごしました。一時的にせよ私が日本で生活する一番の理由が実家なのですが、そこに行けないような世相は本当に辛いものです。今年は全てのことが良い方へ向かう転換の年になることを切に願います。
さて、先月号の最後の一行に「新シーズン④もお楽しみに!」と、どさくさに紛れるような形で宣伝しました。周りの友人知人から「今度はどうするのか」と少なからず聞かれたので、多少読んでくださっている方もいるのだなとちょっと嬉しい思いもしました。(笑)いつも読んでいただいている皆さん、本当にありがとうございます!
「ルート66:魅惑の旧街道を行くシリーズ」は、2016年1月より始めさせてもらい、丸5年、毎月皆さんにルート66を知ってもらう機会を頂いてきました。シーズン①はルート66が通る合計8州をイリノイ州シカゴに始まって、ゴールのカリフォルア州サンタモニカまで、毎月少しずつ皆さんと一緒に旅をしました。 18年4月からは1年間に渡ってシーズン②「ルート66何でもベスト10」と銘打って私のおススメのモーテル、レストラン、そしてギフトショップなどを紹介しました。直近であるシーズン③は19年4月より「ルート66をフォーカス」と題し、ルート66の人々、街、イベントなど、固有のテーマに沿ってさらに深堀りしてお伝えしてきました。もちろんこれらでお伝え出来る情報が全部かと言えばそうではなく、もっともっと掘り下げて、または拡充してお話していくことは沢山あります。が、くどいようですが、丸5年、「5年です」例えば中学生であった子供が大学生になる期間です(笑)
そんななか先月号を執筆している時、私がふと急に感じたのが「そうだ! ルート66へ行こう」という某鉄道会社のキャッチコピーに似た衝動でした。本来であれば少なくとも2度はルート66へ向けて旅に出るはずだった20年に、1度はおろかどこにも行けなかったのが理由ではないかと自己分析しています。その衝動はエスカレートします。私は週刊NY生活さんに相談もせずに勝手にシーズン③の打ち切りを決め、新たなシーズン④への移行を書き含んでしまいました。幸いにも快く受け入れてくださり、この日を迎えましたので、皆さん! ルート66へ行きましょう! 旅に出ましょう!
とは言え、まだコロナ禍が収まっていないこの時期に旅に出ることを扇動するのは、どこかの大統領が国会議事堂へ行こうと呟いたのと大きく差はありません。もちろん「今」ではなく、来たるルート66のシーズンへ向けての準備です。
前にも話しましたようにルート66のシーズンは4月ごろから徐々に始まり、5月に正式なスタートをします。今から5か月後、どんな状況になっているのかは想像できませんが、その時に向けて準備をしようではありませんか!
前置きが長くなりましたが、月イチ連載コラム「アメリカ・ルート66 魅惑の旧街道を行くシリーズ」シーズン④は、「さあ行こう!魅惑のアメリカ旧国道 ルート66」と題しまして、私、後藤が独断で作り上げるルート66を旅するモデルプランを毎月1つずつ、行程解説も付けながら皆さんに紹介して行こうと思います。
私が初めてルート66を本格的に走ってみたのが1990年代前半。それ以降シカゴを起点としサンタモニカまで全線走破をしたことが3回を数え、毎年必ずエリアごと、州ごと、町ごとと、時間が許す限りの旅をしました。目を閉じて頭の中で道を思い浮かべ、そのまま景色を思い出しながら走れる場所も少なくないほど、道の一本一本を記憶しているぐらいです。もはや「オタク」の領域ですよね(笑)
とは言いながらも、皆さんの多くはお仕事や勉強を抱えており、なかなか全線走破をするような時間の余裕は(少なくともリタイアされるまでは)無いのが現状です。そこで来月より今年いっぱい、残り11回の連載がありますので、モデルルートを11パターンご用意しようと思います。
最後に、さきほど「私の独断」と書きましたが、出来るのなら「読者参加型」のシリーズにしたいと考えています。今まで5年間ルート66関連記事を読んできて、ここに行ってみたい、このあたりを廻ってみたい、こんな体験をしてみたい、というご希望がございましたら、ぜひ週刊NY生活編集部(Eメールinfo@nyseikatsu.com)までご連絡ください。可能な限り皆さんのご要望を吸い上げて紹介していきたいと思います。
トラベル期間はどのくらいでも構いません。どの期間にも対応できる行程を探したいと思います。お住まいはどこでも構いません。行かれたい地域の最寄りの空港を起点にご提案します!
それでは皆さん、今年1年良いお年をお過ごしください。また来月お目にかかります!
(後藤敏之/ルート66協会ジャパン・代表)