鎌倉シャツの皆さん。左から2人目が講演した貞末さん
ジャパン・ソサエティーでニューヨーカーに
鎌倉、箱根、横浜
歴史と文化が息づく県
ジャパンソサエティー(JS)は23日、神奈川県をニューヨーカーに紹介するトーク&試食会イベント「歴史と文化が息づく魅惑の国際都市」を開催した。JSの特別企画「日本を知る(Get to Know Japan)シリーズ」の第5回目。
講演ではマンハッタンのミッドタウンに店を構えるメーカーズシャツ鎌倉常務取締役の貞末奈名子さんが鎌倉を、小田急電鉄観光事業開発部課長・野田健一さんが箱根を、そしてジェトロ・ニューヨーク神奈川県北米駐在員の鈴木仁史さんが横浜を、と3人の講師がスライドを交えてそれぞれの街の歴史や観光名所、その魅力について紹介した。
講演後は米国での販路拡大を狙う神奈川県の企業、メーカーズシャツ鎌倉、岩井の胡麻油、湯河原のちぼりスウシーツなど約10社が参加し自社の商品を展示と試食で来場者にPRした。
岩井胡麻油の代表取締役社長・岩井徹太郎さんは「ハワイやロサンゼルス、サンフランシスコではすでに販売しているが東海岸はこれから。ニューヨークでこんなにいい反応があるとは思わなかった」と笑顔。参加者のひとり、マイケル・カニストさんは「日本にはまだ行ったことがないが、神奈川県は四季を通じてとても魅力的で歴史のある街だということを知った。日本に行く機会があれば訪れてみたい」と話した。また、参加者には三崎港のマグロ丼が提供され、神奈川県の酒造メーカー泉橋酒造と熊澤酒造の日本酒テイステイングも行われた。この日は約280人の参加者でチケットは完売し、会は大盛況だった。 (取材・写真:石黒かおる)