ご当地商品対米PR

47都道府県コーナー
Jコラボが設置して新企画

 2008年の設立以来、ニューヨークで日本文化を発信するイベントや教育プログラムを提供してきたNY州認可の非営利団体Jコラボが、地方自治体の海外発信を支援する新プログラムを創設した。このプログラムは、Jコラボが昨年6月に始めた47都道府県のご当地商品や伝統工芸品をJコラボのホームページ(https://www.j-collabo.org/47-j-b)とニューヨークのショールームで展示し、さらには販売するという「47 J+B」企画の一環。現在約200のご当地商品が参加している。
 インバウンドブームの一方で、海外で自治体の観光名所や伝統産業などを発信する常設の店舗を持つことは費用面で難しい現状を打破するために考案されたこのプログラムは、ブルックリンを拠点とするJコラボの47 J+B特設ショールーム内に、自治体が年間1000ドルで常設ブースを持ち、そのブースを自由に使えるというプランとなっている。また、年に3週間、より広いブースでの特別展の開催や、その自治体に所縁があるニューヨーカーの紹介などの特典も。インバウンドブームでは偏った都市が注目されがちという現状を打破し、まだ海外であまり知られていない自治体の魅力をニューヨークから世界へ向けて発信するという、地方再生のための試みとなっている。問い合わせは、47jplusbarchive@gmail.com 須能さん。