オンライン美術館iiwii

初のNY展開催
日本から作家10人参加

 日本の俳優でアーティストの坂東工が気鋭のアーティストとともに立ち上げたオンライン美術館「イーウィー(iiwii)」初の第1回展示会が7月25日から28日までトライベッカにあるギャラリー、ワン・アート・スペースで開催された。
 会場には、NHK大河ドラマ「西郷どん」で使用した坂東の作品となる渡辺謙氏の衣装2点をはじめ、絵画や彫刻、ジュエリー、イラストレーション、写真、陶芸、人形など、10人のアーティストの作品が展示された。なかでも異色を放っていたのが人形作家、奥田拓郎の作品=写真左=。石土から浮き彫りにされた表情と手作りの瞳が見つめる。「はかないものや時間の経過にストーリー性を持たせ、ゆらぎを表現することで人形に個性が出せるのではないか」と話す。
 また染色画家の藤沢まゆは、筒描きという日本の染色における伝統技法と独自に開発した染色技法を用いた作品を展示した。 来場者たちは日本からの新しい才能と表現に興味ぶかそうに見入っていた。 展示の詳細はウエブサイト https://iiwii.art/pages/nyexhibition 参照。